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2015年2月24日 (火)

振動子の話

今日は、昨日より更にマニアックな話ですが…

振動子についてです。

普通の釣りでは、200KHZを使っているはずです。

アナログ魚探だと、水深100mぐらいからあやしくなってきます。

デジタルや1kw以上の振動子だともう少し深くまで映るのもあります。

ロランスやガーミンのブロードバンドだと200~250mぐらいが実用範囲です。

一方、低周波の50KHZは、200KHZの2倍ぐらい深いところが映ります。

アナログ600Wだと200mぐらい、ブロードバンドのガーミンで500mまでは映ります。

同じ出力で、50KHZの方が海水をより多く透過するということは、裏を返せば、ベイトや魚を反射しにくい=魚探に反応が現れにくいということになります。

また、ビームの角度も大きくなり、魚探に現れている反応が必ずしも真下とは限らず、反応が船の前方か側面かも特定できません。

なので、その水深で映るのなら高周波200KHZが良いということになります。

ただし、200/50両方映すのは色々情報を得る有効な手段で、フルノのサイズを特定する機能もこれを使っているようです。

さて、ブロードバンド以上に深い水深が映るチャープ方式の件です。

せっかくチャープ式を買ったのに、使えるのは、高周波の800/455KHZ。

ガーミンの200KHZや50KHZの手頃な振動子がない!

どうやら、低周波600Wで周波数を大きく変えるチャープ方式の振動子を作るのは難しいらしいです。

http://bottomhaus.com/shop/shopdetail.html?brandcode=000000001429&utm_medium=twitter&utm_source=twitterfeed

要するに、重低音のスピーカーを作るとすると、小さなスピーカーでは良い音が出ないのと同じ原理のようです。

1kWの振動子なら良いのがあるのですが、トランサムタイプで重さ4kg、船型スルハルブロンズタイプで6kg。

価格が魚探もう1台分の20諭吉以上。

ちょっと、ハードルが高いです。

せっかく全域チャープの魚探を買ったのに…

Cflg

http://www.garmin.equipment/index.php/gt51m-tm-transom-mount-transducer-010-12223-00/

そこで、GT51-TM。

120KHZの中周波チャープ振動子600W。

メーカーのページで水深740mに反応が映っています。

ビームの角度が200KHZ並に狭く、かつブロードバンド50KHZより深い水深が映るそうです。

先に述べたように高周波ほど小さい反応を拾えることからして、300mでキンメのFISHマークが一杯出てきたりして…

これかな!と思っています。

ちょっとマニアックすぎる内容ですいません!

ところで、当初買う予定だったロランスのチャープ200/50は、この理論からすると、深場で威力が発揮できるのかな?

資金は倍かかったけど、乗り換えは成功だったと思います。

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コメント

こんばんわ、魚探のお話ですが、とても参考になります。慣れてくると魚種まで判るものなんですか?
私が判るのは鰯ボールぐらいです。サビキを落とすと直ぐに結果が出るからです。(笑)
同じ様な反応でフィッシュマークが出たり出なかったりしますが、どうしてでしょう?
出来れば、ブログネタのないときにでもお聞かせください。勝手なお願いですが、よろしくお願いします。

投稿: シュガーマリン | 2015年2月26日 (木) 00時00分

シュガーマリンさん、
魚探だけで、魚種を特定できませんが、状況から判断します。
魚種の判定だけなら、サイズの分かる日本の魚探の方が良いとは思いましたが、イカや底ベッタリの反応はブロードバンドが有利になると思います。
私もまだ数回しか使ってないので、わからないことばかりです。
使っていきながら、勉強していきたいと思います。

投稿: ロシナンテ | 2015年2月26日 (木) 20時51分

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